今回の記事では国試当日を振り返りながら、事前に知ってたらよかったなと感じたことを書いていきたいと思います!
事前に知っていると、少し落ち着いて試験に臨めるかなと思います。
長くなってしまいましたが、読んで頂けたら嬉しいです!
国試当日に必要な持ち物
必須!のもの
受験票
受験票届くのはかなり遅いです、、現役生は大学に届きます。私は2月に入ってから受け取りました。
受験会場については受験票を受け取るより前に、大学から連絡が来ました。
受験票は会場で再発行もしてもらえるそうですが、忘れないように!!無駄なストレスは避けましょう!
ちなみに受験票の写真は大きさが独特です(6×4cm)。出願(11月中)前6ヶ月以内に撮影したものである必要があるので、6月以降に撮るといいかと思います。
写真屋さんで撮ってもらってマッチングの写真(履歴書用の4×3cm)も一緒に印刷してもらっておくのがお勧めです!大学に写真屋さんが来てくれるとこもあるので、それを利用するのがラクだと思います!
マッチング先にも履歴書のサイズ(4×3cm)の写真を提出することになったりするので、少し多めに作っておくといいです。
HBの鉛筆、鉛筆削り
シャープペンシル持ち込みダメなのが地味に辛いです、、試験時間が長いので、だんだんと鉛筆の先が丸まってきてしまう、、、研ぎ澄まされてた集中力も一緒に鈍っていってしまう気がする(言い過ぎ)
マークシート塗る時は特に気になりませんが、問題文にメモする時にめっちゃ気になりました。
あまり問題用紙に書き込みするタイプじゃないけど、地味にストレスでした、、、1回は模試を鉛筆で受けておくことをオススメします!
鉛筆は丸まってきた時に変えるのに3本、予備に1本の計4本は必須かなと思います。
鉛筆は一応HB指定ということになっています。私の会場では厳しくチェックされたりはしませんでしたが、無駄なストレスを避けるという意味でもHBがよいと思います。
鉛筆のキャップは机の上に置けません!
休み時間は鉛筆削りに勤しむ医学生達が見れます笑 小学生ぶりに鉛筆削り使ったよ、、、、笑
消しゴム
2つは持っていきましょう!
腕時計
置き時計等はNGです!また腕時計は机の上に置くのもNGです。腕につけている必要があります。
国試を解く邪魔にならないような、軽くて薄い腕時計がおすすめです!
黒ボールペン
書類書きがあります!
ごはん
いっぱい食べましょう!特に炭水化物(糖)!!
朝、昼、BとCの間、夜 とこまめに食べましょう! 頭使うとめっちゃ糖分枯渇するし、緊張して長時間試験受けるのもかなり疲れます。
お昼ごはんは必ず持参しましょう。試験時間の前後に毎回同じ説明+確認が入るので昼休み含めて休み時間は意外と時間なかったです。
朝買っていく方は会場近くのコンビニはめっちゃ混むので、家の近所のコンビニで買っていくのがおすすめ!
おすすめ
ウイダー BとCの間とかにサッと糖分補給できる
カフェイン コーヒーかレッドブル的なもの
お昼食べたあと、BとCの間 飲むといいと思います!
カフェイン取るとトイレ近くなるけどトイレは基本行き放題なので試験中に眠くならない方がいいかなと思います(ちょっと時間ロスするけど)
会場のゴミ箱が使えなかった、、という話も聞くのでゴミ袋を1枚持っていきましょう!
あると便利なもの
膝掛け
朝(1日目と2日目両方)に軽くチェックされます。上着とかを膝にかけるのはダメです。意外と部屋が寒いことがあるので男性も持っていった方がいいと思いました
ちなみに上着を椅子の後ろにかけるのもダメです。床に置くように言われます。(カバンの上でOK)
遮音性の高いイヤホン
休み時間の周囲の話がとても気になります。耳栓だと漏れ聞こえてしまうので、遮音性の高いイヤホン等をした上で爆音で好きな音楽を流しましょう!
休み時間答え合わせマンはまじで国試落ちろ!!!!(過激派)
iPad
重いテキスト達の代わりに、iPadを持っていきましょう。
いろいろ入っていると思うので、あれもこれも見なきゃ、、、とならないように注意!
事前にこれを見る!と決めておきましょう。
ティッシュ
チェックを受けた上で中身だけ机の上に置けます!
マスク
毎ブロック開始前に受験票の写真と照合する際には外してくださいと言われますが、その時以外はつけていて大丈夫でした。
目薬
コンタクトの方は特に!
国試会場まで
〜国試あるある〜 朝電車に乗ってる同年代の人、全員国試受験生に見える。(実際わりと同じとこに着く笑)
一応下見はしないで下さいとなっていますが、事前に一回行っておくと安心だと思います。特に自宅から一人で行く人!(くれぐれも迷惑にならないようにひっそりと)
ホテル
大学単位でまとまって宿泊する場合は家と会場が近かったとしても、迷わず利用しましょう!
国試のリスクファクターは“周りと違うことをする“です!
少なくとも寝坊のリスクは減らせます!
集合時間
114回は8:55集合、9時30分試験開始でした。
あまり早く行っても会場が空いていなかったりするので、30〜45分前くらいに到着の予定がいいかなと思います。
受験票忘れてもなんとかなりますが、遅刻してしまうとアウトです!くれぐれも遅刻だけはしないように!!!
朝会場に着いたら勝ちです!!!!(?)
会場の前
各大学の部活の後輩や親?とかが大量に立ってたりします。大部分の関係ない人にとっては普通に迷惑、、、国試の本部から禁止されてたりしないんだろうか、、、、
いるかもな〜って思いながら会場に行って、もしいてもそのまま通り過ぎてください笑
試験開始前
試験は他大学の人と同じ部屋で受けることになります。前後は他大学になるようになっていましたが横の席は同大学だったので、見知った顔がいっぱいいる中で受けました。
私は休憩時間の答え合わせがめちゃくちゃ嫌だったので、誰ともほとんど話しませんでした(ぼっちじゃないよ)
毎ブロック試験前
スマホは電源を切って茶封筒に入れて机の上に置いておきます。1ブロック終了毎に取り出して電源入れて使えます!
マスクを外すように指示があり、本人確認されます。
20分程度の諸注意を毎回聞かされます、、、、わりと長くて飽きます、、、
試験中
国試の本番はめっちゃ緊張しました(ぼくは)。センター試験と同じくらい。
緊張の程度は人によって違うと思いますが、冷静な判断力はある程度失われると思っていたほうがいいかなと思います
運営の方々は意外と?親切!
センター試験の時はひたすらマニュアル通りの対応な印象でしたが、国試の運営の方々はかなり柔軟に対応してくださるイメージでした。(センター試験の方がはるかに規模が大きいからなのかな)
ぼくは窓側の席で、事前に窓に大きい模造紙を貼って日が当たらないようにはしてくださっていたのですが、夕方になって紙の隙間から西日が入ってめっちゃ眩しくなってきました。
どうしようか悩みましたが、明日もあるしと思って手をあげて試験監督に伝えたら、すぐに紙を追加で持ってきてくれて日が当たらないように貼ってくれました。(紙貼ったりするガサゴソとわりと大きめの声で相談する声がうるさかったけど、、笑)
会場によるのかもしれませんがなにかあったら気軽に伝えてみてください!空調の温度とかもとりあえず伝えてみたらいいと思います!
時間配分について
ただでさえ緊張してるのに、時間が足らなくなるとさらにめっちゃ焦ります(経験者談)
おすすめ① なるべく早く全問解答する!
とりあえず全問埋めた状態を作って心の平穏を保つのがおすすめです!
具体的にはなるべくはやく1周解き終えて、その後に見直しを兼ねてもう一周解くという形です。
1周目 主訴読む→選択肢見る→問題文読んでいく→キーワードで答えがわかったらそこで読むのをやめて解答→あとで見直しできるように記号を付けておく(問題文に線は引かない!時間ロスになる。キーワードのとこに引くかなくらい)
キーワードの例 移動する背部痛→大動脈解離!! 見た瞬間に解けます!
2周目 飛ばして解いた問題を中心に誤答選択肢の根拠を問題文から拾っていく(問題文中の根拠に線とか引いてもよい)
デメリット 1周目を爆速で解くことになるので、1周目の解答が先入観として残ってしまい、2周目で確認したとしても細かいミスは出るかもしれない
国試は満点をとることではなく、大きなミス(時間が足りなくて解き終わらない、、など)をしないことが必要とされる試験であることを考えると、この方法を採用する意義はあるのかなと思います。(特に一般・臨床)
おすすめ② 時間を区切っておく!
試験時間が長く問題数も多いので集中して解いててハッと気づいたときには、じっくり解きすぎた!やばいもう時間がない!!となる危険性があります。
そこで試験時間を4等分して、何時何分には何問目という目安を書いておくことをオススメします
例 114回 Aブロック 9:30〜12:15(165分) 75問
9:30〜10:10(40分間) 1〜18問(19問)
10:10〜10:50(40分間) 19〜38問(19問)
10:50〜11:30(40分間) 39〜57問(19問)
11:30〜12:10(40分間) 58〜75問(17問)
18、38、57問目の問題にリミットの時間を書いておく
18問目 10:10
38問目 10:50
58問目 11:30
こうすることで解きながら予定より遅れていないか確認できます!
集中力切れ
1日目・2日目の最終ブロックであるC・Fはかなりしんどいです、、、
模試を利用して1回は本番同様のスケジュールでやっておくことをおすすめします。
通して受けるとかなり疲れます! 2日目の朝の疲労に絶望します、、笑
集中力を持たすために僕が気をつけていた3つをまとめました!
おすすめ① 休憩時間に糖分・カフェインをしっかり摂っておく!
最初の方にも書きましたが、だいじです!!
おすすめ② ケツから解く!
休憩明けの試験開始直後が一番集中力があります。そのタイミングで頭を使う長文問題を解き、キーワードで解ける一般問題を最後に解く作戦です。かなりおすすめです!ぼくはACDF、これでやっていました!
おすすめ③ 試験中トイレ!
ACDFブロックは試験時間が長いので、途中で1回トイレに行くことをおすすめします!歩いて身体伸ばせるだけでだいぶ違う!
注意
トイレの前まで試験官が着いてきます。
各部屋男女1人ずつしか行けないようで、順番待ちになることがあるので早めに手をあげておきましょう。
人による 休憩時間は勉強しない!
個人的には最後の問題まで集中力を持たせることが一番優先だったので、ブロックの間は勉強しませんでした。集中力に自信がある方はやってもいいと思います!
勉強するなら暗記もの(ゴロなど)か公衆衛生の数字かなと思います。あとはmedu4の究極Mapを眺めるのもおすすめです!
※解いてて気になった問題を見直す
また出てまたわからなかったらイヤor 400問しかないから、1回出た問題はもう出ない!どちらも真理な気がして悩ましいですね、、、、
やらない方がいいと思ったこと
これはイマイチなのでは??と思ったことが3つあります!
おすすめしない① 試験の途中退出
途中退出するときには、試験監督に問題用紙を預けてから出て、もし問題用紙がほしければそのブロックの終了時に試験監督に返して貰う形になります。
個人的には試験終了時に戻って来る必要があるため、休み時間が長くなるわけではないのであまりおすすめしません。途中退出しているのは1教室100人程度いて2〜3人くらいでした。
試験が早めに終わって見直しまでしてヒマになってしまったら、そのまま少し寝て集中力を回復させることをおすすめします!
おすすめしない② 問題文に線引く
線を引くのに地味に時間かかるのと、鉛筆がハンパなく丸まる。笑
問題文がめっちゃ長くて、答えのキーワードが埋もれてちゃってあとからまた探すのが大変そうなときは引いてました!
おすすめしない③ 1日目の夜に自己採点
自己採点する時間あるならゆっくりご飯食べて、お風呂入って早めに寝ることをおすすめします!!
ただ、『やばい、、1日目できなかった、、、』って思いながら2日目終わって自己採点してみたら体感より全然とれてた!って話も聞くので、なんとも言えないところ、、
個人的には自己採点して点数取れてなくて気持ちが沈むのがとにかく嫌だったので、自己採点せずがんばって心を無にして淡々と解くように心がけてました。やっぱりめっちゃ雑念入るけど、、、
好みの問題なのでどちらでもいいとは思いますが、どうするのかは事前にきちんと決めておいてその通りにしましょう。余計なことで心を乱されるのが一番良くないです!!
さいごに
長くなってしまいましたが、国試受験生の会場での心の平穏に少しでも貢献できたら嬉しいです!
質問等あれば聞いてください!(覚えている範囲で笑)答えます!!
114回医師国試体験記の他の記事は第114回医師国試体験記①からご覧ください。
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