第114回医師国家試験体験記④ 〜予備校のススメ〜

医師国家試験

今回は国試を突破するために必須とも言える予備校についてです。

長く辛い国試勉強をどの教材と共に戦っていくのかというのは、とても重要な問題です。
教材は映像授業・国試過去問・模試の3つに大別できます。国試受験生の3種の神器ですね(?)

予備校の功罪

映像授業・国試過去問・模試の3種の神器は全て国試予備校によって作成されています。(正確には国試過去問と解答は厚生労働省によって無料で公開されていますが、実際は国試予備校が作成している解説付きのものを使うことがほとんど)

国試予備校はTECOM・MEC・Medu4・MedicMediaの4つが主な会社かなと思います。

現状、ほぼ100%の国試受験生が利用している国試予備校ですが、その功罪についての僕の考えです。

国試の分析

予備校は毎年400問ずつ増えていく膨大な量の国試過去問を分析して、そこから合格に必要な知識を抽出するという気の遠くなる仕事を僕ら受験生の代わりにやってくれています。

自分一人で分析する時間と労力を考えると、お金を払ってその情報を手に入れるというのはかなりコスパがいいと思います。

わかりやすい

予備校の先生は僕ら医学生が知識を身につけるためにどのように教えるのが効果的かを研究し尽くし、圧倒的なわかりやすさで教えてくれます。(大学の先生とは大きく異なる)

インフレしていて予備校がないと受からない

予備校が国試の過去問を分析しわかりやすい授業を提供→国試受験生のレベルが上昇→国試難化
このインフレを繰り返し国試は年々難しくなっています。現状、予備校の力なくして国試に受かるのは難しいと言っても過言ではないでしょう。

みんなと同じことをしろ!

国試合格への鉄則として”みんなと同じことをしろ”というものがあります。これは90%以上の受験者が合格する医師国試においては、大多数の受験生と同じことをしておけば受かるという考え方から来ています。

この観点から見ても、現在の医師国試突破に国試予備校の利用は必須と言えるでしょう!

サーバー落ち

いいことづくめの予備校ですが一つだけ注意点があります。

114回では映像授業・QBのサーバーが頻繁に落ちていました。夕方はほぼ毎日使えない状況。
流石に115回以降では改善されるとは思いますが、映像授業は朝早起きして見る、回数別を印刷しておくなどの対策をしておきましょう。

さいごに

医学生の方々が医師予備校を上手に利用して、医師国試を突破し、良き医療者になられることを願っております。

114回医師国試体験記の他の記事は第114回医師国試体験記①からご覧ください。

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